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関東大震災発生から100年「防災の日」 長野県内小中学校では備蓄非常食の防災給食提供

関東大震災が発生してから100年という節目の9月1日「防災の日」に、長野県内の各地では、訓練や非常食の体験など防災意識を高める訓練が行われました。

塩尻市立塩尻東小学校では、駿河湾沖を震源域とする大地震により、震度5強の地震が発生し、家庭科室から出火したという想定で、およそ350人の児童が避難訓練を実施した。また、防災意識を高めるために、塩尻市消防団による放水活動も行われた。

一方、長野市立豊野中学校では、給食の時間に給食センターに備蓄されている非常食のレトルトカレー「全学栄 救給カレー」が防災献立として提供された。

公益社団法人全国学校栄養士協議会が開発した製品「全学栄 救給カレー」は、加水加熱不要で開封するだけで食べられる非常用レトルト食品で、内容量は150グラムと250グラムの2規格。アレルギー特定原材料等28品目を使用しておらず、安心して食べられる。

 

生徒達は、封を手で切り、備え付けのプラスチックスプーンで袋から直接すくって食べ、「思っていた以上においしくてびっくりしました。ちょっと米が固いですね。」「誰でも食べられるような美味しいご飯なので良いと思います」と話していた。

日頃から非常食を食べ慣れておくことで、震災時のストレス軽減にもつながるため、長野市では、来月10月下旬まで、市内35の小中学校で防災献立を予定しているということです。