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神奈川県茅ケ崎市 中学校給食「選択制デリバリー方式」実施に向け「素案」公表

神奈川県茅ケ崎市中学校給食をめぐり、2019年2月に学校関係者等で構成する検討会議を設置し、検討していた茅ケ崎市教育委員会は、2020年1月15日に中学校給食を「選択制デリバリー方式」で実施する方向性を示した「素案」を公表しました。

検討会議では、①校舎内に調理場を設ける「自校方式」共同調理場から各校に配送する「センター方式」と「自校方式」の折衷案「兄弟方式」(「兄」となる中学校敷地内に共同調理場を新築し、調理した給食を「弟」となる中学校へ配送する方式)③小学校の調理場で中学校分も作る「親子方式」④完全民間委託デリバリー方式による給食か、家庭から弁当を持参するかを選ぶ「選択制デリバリー方式」の4案について、適否を検討してきた。

茅ケ崎市中学校の校舎配置などの現状を踏まえると①「自校方式」②「兄弟方式」③「親子方式」の3方式での給食実施は物理的に困難であり、食物アレルギーなどの対応を必要とする生徒や家庭弁当を食べたい生徒を配慮した結果、④の「選択制デリバリー方式」が適しているとの方向性を示した。「選択制デリバリー方式」は、市立全13中学校への学校給食を一斉に開始しやすく、財政負担が比較的少ないことを強調した。

茅ケ崎市立中学校の約6割の生徒が「選択制デリバリー方式」による学校給食を利用した場合、見込まれる総事業費は、115憶9千万円と試算している。

神奈川県茅ケ崎市教育委員会は、1月15日から2月13日までパブリックコメントを実施するほか、1月16日から31日まで茅ケ崎市内8会場で説明会を実施し、市民の意見を募っています。

「茅ヶ崎市立中学校給食の実施方式のあり方(素案)」についての詳細は、茅ケ崎市ホームページ以下のアドレスから確認できます。
https://www.city.chigasaki.kanagawa.jp/public/1007537/yokoku/1037671.html

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2019年5月17日付 SN見聞録
「神奈川県愛川町 中学校給食「親子方式」実施に向け、計画案を公表」
https://www.snfoods.co.jp/knowledge/column/detail/13071