2025.06.10
苫小牧市内の小中学校 エゾジカ肉を使用した給食献立が提供されました!
北海道苫小牧市内の小中学校・義務教育学校・特別支援学校の全38校の学校給食で、エゾジカ肉を使用した献立が提供されました。
苫小牧市内でエゾシカによる交通事故や食害などが相次いでいる問題を、食育と連携し児童生徒に発信するための取組。
エゾジカ肉としめじのボロネーゼ、ベーコンポトフ、豆乳クリーム大福の献立で、6月5日には西部・中央部の学校で提供された。続いて、6月12日には東部の学校で提供予定。
調理法は、過去に提供した豚肉のトマト煮の味付けをベースに、シカ肉の臭みを消すためおろしショウガと赤ワインを加えた。また、発達した筋肉の筋が気にならないよう「ひき肉」にするなど、苫小牧市学校給食共同調理場で検討を重ねた。
第1学校給食共同調理場の板東 成美栄養士によると、シカ肉は脂肪が少なく、たんぱく質や鉄分の多いヘルシーな食材ながら、他の肉と比べて費用が割高になるため、今まで給食の食材として使っていなかったが、今回は合計約1万4,000食の提供に必要なシカ肉365キロのうち、約4割の140キロ分は、苫小牧市環境衛生部が市有地で猟銃捕獲し、加工施設で食肉処理した肉を使えたことが後押しとなった。不足分は、他都市の学校給食に提供実績がある加工施設から購入できた。
苫小牧市教育委員会が全児童生徒に配布した「栄養だより」では、エゾジカと車の衝突事故多発や、家庭菜園や花壇での食害、捕獲事業などを紹介しています。
詳細は、下記苫小牧市アドレスより確認できます。
https://www.city.tomakomai.hokkaido.jp/kyoiku/kyoiku/kyushoku/eiyodayori.html
■令和7年6月 NO.1 苫小牧市学校給食共同調理場「栄養だより」
https://www.city.tomakomai.hokkaido.jp/files/00005100/00005186/R7.6.pdf