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地場産物を活かした我が校の自慢料理!第12回全国学校給食甲子園~世界に誇る日本の学校給食制度の更なる充実を願って~

平成29年12月3日(日)、特定非営利活動法人21世紀構想研究会主催による第12回全国学校給食甲子園決勝大会が、女子栄養大学駒込キャンパスで開催されました。

応募総数は全国2025校・施設となり、4次にわたる審査を経て、全国6ブロックから12校・施設の選手が決勝戦に進みました。

前日の2日(土)では、初の取組「応募献立食育コンテスト」において、学校現場での食育授業のプレゼンテーションを行い、翌日3日(日)は、1時間という限られた時間の中で調理を完了する決勝大会が、繰り広げられました。

決勝大会熱戦の結果は以下の通りです。

1.概要

1)大会期日: 平成29年12月2日(土)~3日(日)
2)出場校 : 北海道・東北/関東/甲信越・北陸/中部・近畿/中国・四国/九州・沖縄の6ブロックの代表12校・施設
3)会場 : 女子栄養大学駒込キャンパス
4)出場選手: 学校給食を調理している学校および学校給食センターに勤務する栄養教諭、学校栄養職員、調理員
5)主催 : 特定非営利活動法人21世紀構想研究会

2.審査結果(以下敬称略)

1)優勝(久原本家グループ本社賞)
関東ブロック代表 埼玉県 越生町立越生小学校
栄養教諭 小林 洋介/調理員 三好 景一

【献立名:山吹の花ごはん、牛乳、越生うめりんつくね、五大尊つつじあえ、上谷の大クス汁、ゆずの里ゼリー】

 

【埼玉県越生町立越生小学校チーム 史上初の男性ペア 優勝のお二人】

2)準優勝(家族の笑顔 株式会社日本一賞)
中部・近畿ブロック代表 奈良県 宇陀市立学校給食センター
学校栄養職員 辰己 明子/調理員 宇良 章子

3)応募献立食育部門特別賞~食育コンテストで、最も優れた食育授業を行った~
甲信越・北陸ブロック代表 福井県 春江坂井学校給食センター(坂井市立東十郷小学校)
栄養教諭 越桐 由紀子 

【食育コンテストの様子】

4)特定非営利活動法人21世紀構想研究会特別賞
関東ブロック代表 群馬県 川場村学校給食センター
学校栄養職員 阿部 春香/調理員 桑原 敦志

5)女子栄養大学特別賞
中国・四国ブロック代表 岡山県 新見市立新見学校給食センター
栄養教諭 西村香苗/調理員 徳永日登美

 6)子ども審査員特別賞~毎日給食を食べている小学生が最も食べたい給食~
九州・沖縄ブロック代表 佐賀県 神埼市学校給食共同調理場
栄養教諭 阿部香理/調理員 岡健一

7)優秀賞(藤江(ふじのゑ)賞)~特に優れた調理技術を発揮~
中国・四国ブロック代表 愛媛県 西条市立神拝小学校
栄養教諭 武方美由紀/調理員 川名良子

8)優秀賞(船昌賞)~特にうまく地場の食材を活用~
甲信越・北陸ブロック代表 新潟県 新潟市立女池小学校
栄養教諭 金永雅美/調理員 石塚恵海

9)優秀賞(三井製糖賞)~特に味のバランスに優れていた~
北海道・東北ブロック代表 福島県 立相馬支援学校
学校栄養職員 服部恵未子/調理員 横山千秋

10)優秀賞(武蔵エンジニアリング賞)~特に有効に調理器具を活用~
中部・近畿ブロック代表 兵庫県 芦屋市立精道小学校
栄養教諭 奥瑞恵/調理員 浦口正義

11)入賞
決勝大会に出場した12校・施設全て。
詳細は、下記公式ホームーページよりご確認頂けます。
http://www.kyusyoku-kosien.net/2017/result.html

【熱闘を終えた12施設の選手24人と実行委員、審査委員】

3.講評と閉会あいさつ

審査副委員長 公益社団法人全国学校栄養士協議会会長 長島 美保子氏

「優劣つけがたかったのですが、心を鬼にして審査しました。第1次審査では文部科学省の学校給摂取食基準に基づき、その規則に則ったものであるということ、第2次審査は、地場産物を有効に活用し、食材の特色が生かされ、食育の教材として活用されたものであるということを加味して都道府県代表を選び、第3次審査を経て、第4次審査は本日この場にお集まりの皆さまに絞らせていただきました。
また、昨夜の食育授業コンテストも優劣つけがたく大変な審査になりました。
地域で皆さんのお帰りを待っている方たちがたくさんいらっしゃると思います。また明日から頑張って、子どもたちのために給食を作り、食育を推進していただきたいと思います。」

主催者 特定非営利活動法人21世紀構想研究会 理事長 馬場 錬成氏

「2005年に食育基本法が制定され、栄養教諭制度がスタートしました。それを受けて食育の振興、子どもの成長と健康を願ってこの大会を開きました。
学校給食の現場では栄養教諭、学校栄養職員、調理員の皆さんが、非常に努力しています。そして給食を喜んで食べてくれる児童生徒がいます。その背後には保護者が、学校には教員・職員がいます。行政の方々も学校給食に関わっています。生産者もいます。このように社会に広がった学校給食に関係する方々がいて、その人たちが学校給食を支援しています。
これからも社会的にインパクトのある発信をしていくという気持ちを込めて、学校給食甲子園を続けていきたいと思います。」

写真提供:全国学校給食甲子園