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熊本県益城町給食センター落成 災害時炊き出し室・防災研修室など設置

2016年4月の熊本地震で被災し、移転・新築された益城町学校給食センターの落成式が3月2日開かれました。

旧センターは老朽化していて耐震基準も満たしていなかったことから、益城町は地震前の2016年3月に移転新築する計画を立て、建設検討委員会を発足させていましたが、その一か月後に地震が発生し地割れにより旧センターが傾き、調理機器が倒壊するなど使用不能となっていた。学校再開後は、牛乳とパンといった簡易給食やお弁当で対応し、2017年4月からは隣の熊本市から学校給食の提供を受けるなどして対応していた。

益城町宮園に移転・新築された新しい給食センターは、鉄骨平屋造りの2705平方メートルで、敷地面積は約1万300平方メートル。オール電化で1日最大3500食を調理でき、災害時に使用できる炊き出し室や、備蓄米3トンを保存できる保冷倉庫、自家発電装置も設置されている。また、災害時には消防団やボランティアなどの待機所として使用できる研修室も備えている。

益城町給食センターは4月10日から全面的に稼働し、益城町内の7つの小中学校に学校給食の提供を開始するとしています。