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学校再開後 新型コロナ 児童生徒242人感染 文部科学省公表「学校の新しい生活様式」より

学校が本格的に再開し始めた2020年6月1日から7月末までの間に新型コロナウイルス感染が確認された児童生徒は242人であったことが、文部科学省が2020年8月6日付で公表した『学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル~「学校の新しい生活様式」~(2020.8.6 Ver.3)』(以下 「学校の新しい生活様式」)に掲載の集計資料より、明らかになりました。

「学校の新しい生活様式」の「第1章 学校における新型コロナウイルス感染症対策の考え方について」に掲載の集計資料によると、文部科学省では、学校関係者に新型コロナウイルス感染症患者が発生した場合に速やかな報告を求めており、6月1日から7月31日までの間、児童生徒242人、教職員51人、幼稚園関係者29人の新型コロナウイルス感染報告があった。

児童生徒の感染経路は「家庭内感染」が半数以上の57%(242人中137人)で、特に小学生では、70%(90人中63人)だった。一方「学校内感染」は全体で計11人(5%)4件の事例報告があり、これらは中学校・高等学校の事例だった。4件のうち、2件は感染者と同一の部活動、残り2件は同一クラスの生徒と同一部活動の生徒がいずれもいる事例だった。「感染経路不明」は24%(57人)だった。

 

年代別の羅患率等は、新型コロナウイルス感染症が国内で発生してから、これまでの累積データによれば、10歳未満及び10代では、羅患率が他の年代と比べて低くなっており、こられの年代での発症割合、重症割合ともに小さいとされ、15歳未満の羅患率が最も高いインフルエンザとは、感染しやすい層の傾向が大きく異なる状況と考えられるが、新型コロナウイルス感染症は未だ不明な点も多く、引き続き十分注意する必要があると記載されている。 

これまでの事例からみる限り、学校関係者(幼児児童生徒・教職員)に感染者がいたとしても、「学校の新しい生活様式」にしたがって感染症対策を行っていた場合には、学校内で感染が大きく広がるリスクを下げることができるとしています。

詳細は、下記文部科学省アドレスより確認することができます。

■『学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル~「学校の新しい生活様式」~(2020.8.6 Ver.3)』
https://www.mext.go.jp/a_menu/coronavirus/mext_00029.html

※関連記事
2020年度5月28日付 SN見聞録
文部科学省 『 学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル「学校の新しい生活様式」』を公表」
https://www.snfoods.co.jp/knowledge/column/detail/13152