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「防災の日」 長野県庁で巨大地震を想定し訓練 小中学校では備蓄非常食の給食提供

9月1日の「防災の日」、長野県庁では関係機関が連携して、南海トラフ巨大地震を想定した訓練が7年ぶりに実施されました。

マグニチュード8.6の南海トラフ巨大地震が発生し、長野県南部では最大震度6弱の揺れに襲われたという想定で訓練行われ、阿部知事をはじめ県の各部局や、警察、消防、医師会などの担当者、およそ150人が参加した。

地震発生の一報が入ると、県庁に「災害対策本部」が立ち上げられ、参加者たちは県内の関係機関と連絡を取り、負傷者の数や電力、ガスといったライフラインなどの被害状況を把握する手順を確認した。

一方、2018年の8月大雨で川の氾濫や浸水の被害がでた静岡県辰野町の小中学校6校の給食時間には、「防災の日」に合わせて、災害時に備えて各学校に備蓄している非常食のレトルトカレー「全学栄 救給カレー」が提供された。

公益社団法人全国学校栄養士協議会が開発した製品「全学栄 救給カレー」は、加水加熱不要で開封するだけで食べられる非常用レトルト食品で内容量は150グラムと250グラムの2規格。アレルギー特定原材料等28品目を使用しておらず、安心して食べられる。

 

 児童生徒たちは、封を手で切り、備え付けのプラスチックスプーンで袋から直接すくって食べ、「普通のカレーよりおいしかった」「また食べたい」「コーンとかニンジンとかいろいろ入っていました。家の人と避難の仕方の確認とかして改めてこういう日は大事だなと思いました」と話していた。

「防災の日」を通して、自治体は、いつ起こるか分からない災害や地震に日頃から備え、児童生徒たちは、食を通じていざという時の災害への備えについて、改めて考える機会となりました。