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端材パスタをプラスチックに! 高強度で加工も容易 日清製粉ウェルナ

日清製粉グループの日清製粉ウェルナは、食品ロス削減に向けた新たな取組として「『パスタデミライ』アップサイクルプロジェクト」を開始しました。

プロジェクトの第1弾として、丸紅フォレストリンクス株式会社、株式会社コバヤシとの協業により、パスタ製造の際に出る端材や、輸送中に包装が破れて食品ロスとなるパスタを活用したプラスチック素材「パスタデプラ」を開発しました。

「パスタデプラ」は、乾麺のパスタを粉砕して粉末状にし、化成燃料由来のプラスチックの一種「ポリプロピレン」などと混合して作る。パスタの配合率は10~51%で、化石燃料由来「ポリプロピレン」資源の使用量を抑えることができ、通常のプラスチックと比べると、プラごみとして焼却するときに排出される二酸化炭素(CO2)も削減できる。パスタの原料である小麦が成長過程でCO2を吸収しているためだ。

強度は通常のプラスチックに匹敵する。ホタテの貝殻などに比べパスタは、他の原料と均一に混ざり合いやすいため、様々な製品に加工しやすい。

初年度となる2025年度は、食品ロスとなるパスタ1トン程度を「パスタデプラ」に活用し、まずは自社工場向けの三角コーンなどを作る予定とのことです。

詳細は、下記日清製粉ウェルナのアドレスより確認することができます。
■日清製粉ウェルナ「『パスタデミライ』アップサイクルプロジェクト」始動
https://www.nisshin-seifun-welna.com/index/release/details/20250805111225.html