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地場産物を活かした我が校の自慢料理!第8回全国学校給食甲子園~学校給食の更なる質の向上を願って~

平成25年12月8日(日)、特定非営利活動法人(NPO)21世紀構想研究会主催による第8回全国学校給食甲子園決勝大会が開催されました。応募総数は2,266校となり、年々増える報道関係者のカメラに囲まれながら、制限時間は1時間、高まる緊張の中、全国6ブロック代表として勝ち抜かれた精鋭12校による決勝戦が繰り広げられました。

また、今大会決勝の様子は初めてインターネットUstreamでも生配信され、懸命に取組む選手たちの生々しい息づかいや動きが、LIVE放送により視聴者にも同時に伝わってくる画期的な試みとなりました。決勝大会熱戦の結果は以下の通りです。

【優勝した東京都 文京区立青柳小学校の作品】

【優勝 東京都 文京区立青柳小学校】

1.概要
1)大会期日 : 平成25年12月7日(土)~8日(日)
2)出場校 : 北海道・東北/関東/甲信越・北陸/中部・近畿/中国・四国/九州・沖縄の6ブロックの代表12校
3)会場 : 女子栄養大学駒込キャンパス
4)出場選手 : 各チーム栄養教諭または学校給食職員、調理員計2名
5)主催 : 特定非営利活動法人21世紀構想研究会
6)運営 : 全国学校給食甲子園実行員会

2.審査結果

  1. 優勝
    関東ブロック代表
    東京都 文京区立青柳小学校 学校栄養職員 松丸 奨様
  2. 準優勝
    中国・四国ブロック代表
    香川県 高松市立国分寺北部小学校 栄養教諭 下岡 純子様
  3. 女子栄養大学特別賞
    九州・沖縄ブロック代表
    鹿児島県 屋久島町学校給食東部地区共同調理場 栄養教諭 西野間 かおり様
  4. 特定非営利活動法人21世紀構想研究会特別賞
    甲信越・北陸ブロック代表
    群馬県 昭和村学校給食センター 栄養教諭 根岸 仁美様

3.決勝大会のレポート

厳しい学校給食調理

学校給食調理の取組内容がいかに厳しいものであるか、今回生中継されたために初めて一般視聴者もその様子を目にすることとなり、改めてその周到な準備と高い取組姿勢に驚嘆されたことでしょう。

【壁にはられた工程表や動線図】

【カラフルなエプロンは、用途別の色分け】

壁には詳細な工程表や動線図が張られて、チームワーク・衛生管理・食材の温度管理・片付け・盛付けと、その厳しく見事な動作の様子には、深く感動するばかりでした。

【専用の温度計で、揚げ物や煮物などの温度を計測し、記録していく】

講評 公益社団法人全国学校栄養士協議会 長島美保子会長

審査で心がけたのはいわゆるコンクールの為のものではなく、現実的な偏りのないメニュー即ち実績のある献立メニューであること、そして食育の視点が盛り込まれていることなどを念頭において選考しました。

今日は普段と勝手の違う場所における調理であった為に、食材・器具を下のほうにおいておられたことや、片付けの甘さが少し目に付きました。今後は気をつけて戴きたいと思います。

閉会挨拶 NPO法人21世紀構想研究会 馬場錬成理事長

ユネスコの無形文化遺産に和食が登録され、この時の会見で文部科学大臣が「和食の原点には学校給食も貢献している」と述べられていました。日本の学校給食のように優れたシステムは他国にはありません。また、文部科学省の新しい事業「スーパー食育スクール」も来年度から始まります。全国に拠点を設けて調査と分析をし、食育推進に結び付けようとする試みです。学校給食がまた新しい局面を迎えることに期待しております。

【決勝出場12チームと審査委員の方々】