2025.12.08
福岡県みやま市立高田小学校で「緊急通報システム」を使用した公開訓練実施
福岡県みやま市立高田小学校で、11月21日に教室から119番通報などができる「緊急通報システム」を使った公開訓練を実施しました。
福岡県みやま市立高田小学校の訓練は、6年1組の教室で児童1人が頭部を強打して意識を失い、心肺停止になったとの想定だった。
担任教諭が児童のそばにかけつけ、担任教諭の指示で、他の児童が校内に緊急事態の発生を知らせる緊急ボタンを押した。
6年1組の教室で緊急事態が発生したことを知らせる校内放送が流れると、ほかの教室や職員室から教職員が駆けつけた。
救命措置にあたる中、教諭の一人は「緊急通報システム」で119番通報をして消防とやり取りをした。
2024年2月にみやま市内の小学校で1年の男児が、学校給食で提供されたウズラの卵を、のどに詰まらせ死亡した事故を受け、市が全小中学校を対象に「緊急通報システム」を使用した公開訓練を実施し、事故再発防止のための整備を進めています。
2024年の給食事故を受けて設置した市学校安全調査委員会(第三者委員会)の提言をもとに、小中学校全10校に「緊急通報システム」を整備する方針を決め、約1,600万円をかけて2025年10月までに小学校2校に導入しました。残る5小学校は2026年度、3中学校は2027年度以降に導入する予定とのことです。